ISBN:4041970016 文庫 山本 文緒 角川書店 ¥504

主人公の、平和でありたい・物事にあまり関心をもてない性格が自分と重なった。
どこか身近にあるような日常を書いているので自然にストーリーの中に入っていける。
最後にハッピーエンドとして終わったのはよかった。
爽快感があった。

しかし主人公の友人、なつ美はなぜハワイから帰らなかったのか。天国のようなハワイの魅力に魅せられ、自分がただの「子どもを産むための機械」、妻・母という存在になりたくなかったのか。自我・自分の時間を持ちたい、自分をimproveしたいという思いが当初幸せな家庭をつくることを望んでいたなつ美の心の中で目覚めたのだろうか。

なにはともあれ、主人公である深文がハッピーエンドという形で終わったのを読んで、私がさも深文になったかのようにホッと肩を撫で下ろしている。

やはり山本文緒の作品は良いと思った。

コメント

くみこ
くみこ
2006年12月22日20:37

私も山本文緒ファンです。
多分ほとんどの本を持ってるくらいのファンです。

眠れるラプンツェルが一番好きかも。

メロンパン
メロンパン
2006年12月23日0:03

くみこさんコメントありがとうございます〜。
最近山本文緒を読み始めたので、まだ数冊読んだ程度なんですが、いいですよね〜山本文緒!

眠れるラプンツェル…読んで見たいと思います!

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